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Fishing Riding

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気になるMONO その4

アウトドアの楽しみのひとつにクッキングという要素があります。
ただこれは、人それぞれの流儀と価値観によって、優先順位が大きく違ってくる遊びですね。

ある人は、料理はインスタント食品も含めて出来るだけ簡単に済ませようとします。
またある人は、色々な道具を駆使して、レストラン顔負けの料理を作ります。

自分は、分類としては後者に属する人間で、キャンプの楽しみの多くの部分はクッキングと、
その後の焚き火とお酒タイムにあると思っていますが、ファミリーキャンプにありがちな
日常の台所をそのまま屋外に持ち出すようなオートキャンプとは一線を画したいと考えています。

これは必然的に、車に比べて積載量に劣るバイクツーリングの楽しみのひとつとしてのクッキングなので、
できるだけコンパクトな道具で、いかにレストランや料亭顔負けの料理を作るか?にこだわっています。

そういった観点から、道具はできるだけ厳選したモノを使いたいと思っておりまして、例えばナイフ。

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ここ15年以上愛用しているのは、BUCKフォールディングハンター#110。
言わずと知れた全てのフォールディングナイフの原型となっている、世界的なベストセラーナイフです。

この皮ケースのくたびれ具合からもわかるように、ツーリングにキャンプにフィッシングにと
大活躍してくれています。

このナイフのお気に入りポイントは、コンパクトな収納性とブレイドの信頼性、
そして真鍮とマホガニー素材のずっしりとしたボディの質感にあると思います。

ただ、自分にとってのマイナス点は、ブレイドの先が反っていて、厚みがあるので、
魚を3枚に卸すのが難しい点です。
これは、BUCK誕生の地のアメリカでは、鳥や小動物の肉を調理する目的で作られたナイフなので、
アウトドアで魚を3枚に卸すなんてことを想定していないから仕方ないとは思いますが…

そこで、今気になっているフィールド・クッキング・ナイフが、これ。

気になるMONO その4_a0155525_2155418.jpg


SNOW SEAKの「フィールド サシミ」です。

これは、その名の通り、アウトドアで刺身などの魚料理をすることを想定して作られたナイフで、
ブレイドの長さが155mmもあります。
刺身を上手く造るには、一回で身を引かなければならないので、ブレイドの端から端までを使います。
そんな使い方をするには、フォールディングナイフだと、ブレイドの長さが足りないので、使いにくいわけですね。

そして嬉しいのは、この長いブレイドを安全に納めることができる専用のシース(サヤ)が付いていること。
シースが付いてこの値段は、結構リーズナブルだと思います。

ブレイドの素材はステンレスなので、堺の刃物のように育てていく楽しみはありませんが、
錆に強くて手入れが簡単なところが、フィールド・キッチン・ナイフとしてのマスト条件なので、
是非試してみたい商品です。
by sueji99 | 2010-02-10 22:15 | 気になるMONO