今日は、大寒。
でも、春のような陽気でした。
すぐにまた寒くなるようですが、思わず春のツーリングに出たくなるような一日でしたね。
そんなツーリングシーンで、ヘルメットの次に重要だと、常日頃考えているのがブーツです。
ブーツについては、特に防寒用ブーツは使わず、4シーズン通して同じものを使用しています。
かつてのオフ車時代のツーリング時にはエンデューロブーツを履いていましたが、
GSに乗り換えてからは、ワークブーツタイプのラフ&ロードのライディングシューズを愛用していました。
現行の製品はバックスキン&ナイロン素材ですが、以前のものはオール皮製のハードな造りと、
雨の侵入を防ぎ発汗効果のある機能素材ゴアテックスブーティを組み合わせた製品で気に入っていました。
ただ、ソールの取り付け方法が接着式だったので、7年程履いた時点でソールが剥がれてしまいました。
やはり、経年と共に接着剤が劣化してくるのだと思います。
そこで、新しいブーツをセレクトする際に、やはり街中やツーリング先での汎用性が高いワークブーツタイプに絞って選んでいくと、イタリアのシューズメーカー「ガエルネ」の
FUGAに行きあたりました。
ガエルネは、オフロードブーツでアルパインスターと並び昔から好きなブランドであったこと、
イタリアのメーカーでありながら日本向けの製品は日本人の足に合わせた木型を使用して作られていること、
以前履いていたブーツで生じたソールの剥がれの問題がなく、ソールの取り替えが可能な
グッドイヤーウエルト製法を採用していること、そしてつま先と踵にハードなカップが入っていたり、
底にシャンクプレートが入っていたりとプロテクション面と歩く機能も充実していることなど、
高い信頼性が感じられました。
早速、某大手バイク用品ショップに行ってFUGAを試し履きしてみました。
手に持った印象は、一般的なライディングシューズに比べるとやはりずっしりと「重い」。
これは皮やソールの厚みや、外からは見えないプロテクション素材の影響でしょう。
そして足を入れてみると、想像していた以上に「堅い」。
そして、私の足には横幅がかなりキツイ印象でした。ひとつ大きなサイズも試してみましたが、
やはりこの感覚は同じ。全体的な質感や造りはとても良かったので、一瞬、皮はいずれ伸びてくるから、
これで手を打とうか?とも思いましたが、やはり高い買い物ですし、長く付き合いたい物なので、
同じガエルネのワークブーツタイプのライディングシューズ
No.145というモデルを試してみようと思いました。
生憎この製品の在庫が無かったので、無理をお願いして2サイズを取り寄せてもらうことにしました。
後日、入荷の連絡をもらってNo.145を履いてみると、FUGAよりさらにオーソドックスなフォルムのためか、
FUGAで感じた横幅の窮屈さがありませんでした。また持った時に感じる重さはFUGAと同じですが、
履いてみるとあまり気にならない感じ。そして、スタイルも非常にベーシックなワークブーツタイプなので、
飽きもこなく長く履けそうなので、値段は少々はりますがこのNo.145に決めました。
購入して一番関感心したのは、これだけ厚い皮のブーツなのに靴ズレが全く無かったこと。
人それぞれの足の形にもよると思いますが、自分の足との相性がピッタリで嬉しくなりました。
また、前のブーツがゴアテックスブーティを採用していて雨の侵入が無かったので、
No.145の防水性に関しては少し心配していましたが、ブーツカバー無しでも雨の浸水は今のところ
感じていません。これは、皮の素材と継ぎ目の無い造りのなせる技なのでしょう。
当然、革製品なので定期的なミンクオイルの補給は欠かしておりませんが。
さて、このブーツは雨に対する効果と同じく風に対する効果も高いと感じておりますが、
真冬のライディングで、より快適に使用するためには靴下のチョイスが重要となります。
そこで、靴下はアンダーウエアと同じくミズノ・ブレスサーモを使用しています。
以前履いていたブーツの時は、ヘビーウエイトの靴下をはいていましたが、
これもアンダーウエアと同じく素材にかなりの厚みがあるので、自分の足にジャストサイズのガエルネNo.145にはライトウエイトの靴下を使用しています。
ただやはり、ヘビーウエイトに比べると保温性は劣るので、薄くてより保温効果の高い靴下を見つけたいな
と考える今日この頃です。