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Fishing Riding

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メバリング その1

ルアーフィッシングというのは、とても簡単で、とても難しい釣りだと思います。

何が簡単かというと、餌釣りに比べて道具がシンプルで、基本的には投げて巻いてくるだけ。
何が難しいかというと、魚にルアーを餌だと思わせて食わせなければならないので、
ルアーを動かすテクニックや、色や形や大きさのセレクトと組み合わせが無限にあるということ。

この難しさは、言いかえれば楽しさでもある訳でして、
自分の考えたパターンで魚を欺いて釣る喜びや、「待ち」スタイルの餌釣りに対して、
「攻め」スタイルのルアーフィッシングは、
1回のキャストに対する結果が早く出る点も、楽しさのひとつですね。

そんなルアーフィッシングも対象魚によって、様々に細分化されています。

釣りを始めた頃、フィッシングショップに入ると、ズラッと並んだ道具を見て
「何でこんなに種類があるの?」と目が眩みそうになったのが、
今では「もっと種類があれば…」なんて思ったりしてしまいます。

今回は、そんな細分化されたルアーフィッシングの冬の定番「メバリング」のお話です。


「エギ」というルアーを使って、アオリイカを釣ることを「エギング」と誰が名付けたのかは
知りませんが、この言葉が定着して以来、対象魚に「ing」を付けて、
ルアーでその魚を釣る行為を呼び表すことが増えました。

ルアーで、メバルを釣るのが「メバリング」、アジを釣るのが「アジング」、
チヌを釣るのが「チヌイング」、シーバスを釣るのが「シーバシング」等々。
(でも、タチウオはタチウオイングとは言わないですね~)

まあ、呼び方は別にして、これらの釣りには、それぞれのタックル(道具)があり、
メソッド(釣り方)があります。

「メバリング」に使うルアーも、ハードプラグタイプ、メタルタイプ、ワームタイプと、
材質によって種類分けされますが、今回はモニターをさせてもらっている
オンスタックルデザインのワームを使うタックルを紹介します。

まずは、ロッドを2種類。
チューブラー・タイプのジャストエース「神業Light 83」と、

メバリング その1_a0155525_2218299.jpg


ソリッド・タイプのRock Mania「月光73」です。

メバリング その1_a0155525_22182235.jpg


チューブラー・タイプは、ティップ(穂先)の中が、中空(空洞)になっている構造なのに対して、
ソリッド・タイプは、ティップの中は詰まった構造(要は、1本の棒状態)になっています。

一般的に、「感度のチューブラー」、「乗りのソリッド」と言われるように、チューブラー・タイプは、
「コッ」っという非常に小さな当たりも、手元に伝わって来る楽しみがあります。
それに対して、ソリッド・タイプは、別名「オートマティック・フッキング」とも表現されるように、
向こう合わせで魚が掛かってくる感覚が楽しめます。

次に、この2タイプのロッドの使い分けですが、主に海の状態と、使うリグ(仕掛け)によって
セレクトします。

チューブラー・タイプは、神戸港のように、ドン深&潮の流れが速い海で、
底に仕掛けを沈めるために重いオモリを使ったキャロライナ・リグや、
遠くにルアーを飛ばすための飛ばしウキを使ったリグに適しています。
それに対して、淡路島のようにシャロー(浅瀬)が多い海では、
軽いジグヘッドを使うことが多いので、このリグにはチューブラー・タイプが適しています。

このように、ティップのタイプで大きく二分されるメバリング・ロッドですが、
今使っている「神業light」は、ソリッドタイプのような繊細で、非常に細いティップの中に、
まさに神業的な技術で空洞を作ってあるので、「乗り」と「感度」の両立を図った非常に優れた
ロッドです。
また、暗闇の中で釣る場合が多いので、真っ白なロッドカラーで、
非常に細かな穂先のアタリも見やすいのでメインロッドとして使用しています。
by sueji99 | 2010-01-15 22:20 | Fishing