家族から「鯖の浜焼きが、食べたーい!」というリクエストが出たので、
久しぶりに日本海までツーリング。
日本海の鯖・・と言えば鯖街道ですね。
京都から湖西を北上して、朽木を目指します。
安曇川に注ぐ小さな川を遡って行くと、
道の脇には、もうススキが銀色に光っています。
道はだんだん細くなり、すぐ横を清流が流れています。
目指すのは、滋賀県朽木と福井県小浜を繋ぐ、ダートの鯖街道・林道小入谷(おにゅうだに)線。
舗装された1~1.5車線のつづら折れの道を駆け上がっていくと、県境の峠に到着してしまいました。
以前来た時は、峠に至る道はダートだったのですが・・・残念。
峠からは、遠くに日本海が見渡せました。
この峠を下って行きたいのですが、林道の先には「通行止め」の表示のついた車止めが置かれています。
峠にはXR250のライダーさんが居て、お互い「通れますかねー?」としばし思案。
XRさんが、「行ける所まで行って、ダメなら戻ってきますよ」という、林道ライダーならではの結論。(笑)
峠を下って行ったXRさんが戻ってくる気配がないので、自分もダートを下って行きました。
ダート脇のガードレールが、グニャグニャになっているのは、誰かが悪戯したのではなく、
冬に積もった雪によって、押しつぶされた跡なんですね。
ここは、豪雪地帯です。
しばらくすると、段々路面が荒れてきて、慎重にGSで轍と落石を避けながら下って行くと、
先程のXRさんが戻って来て、「この先は、道路が崩落していて、通れませんでしたー」ということでした。(泣)
仕方がないので、ガレたダートをUターンして、フラットダートになったところで記念撮影。
我々世代の林道ライダーは、みんな一旦行けるとこまで行ってみる・・という行動パターンが面白いです。
この日は、抜けるような青空。
気持ちいい峠まで戻って、ランチ&カフェタイムとしましょう。
リアボックスに積んできたシングルバーナーと、小さなコッフェルで一人分のランチを作ります。
積載に余裕のあるGSなので、小さなテーブルと折りたたみイスを積んで来ました。
これらがあるだけで、食後のコーヒータイムをゆったりと楽しめます。
峠からはハイキング道が始まっていて、少し分け入ってみると、ブナの林が続いていました。
今回は残念ながら、古い鯖街道の峠を越えて日本海には下れませんでしたが、
ゆったりと林道ランチ&カフェを楽しめたので良しとしましょう。
この後、国道367号線まで下って、今津から国道303号線という一番メジャーな鯖街道を通って、
無事、小浜で鯖の浜焼きを買って、今回のツーリングのミッションは完了です。
帰りは、小浜から国道162号線・周山街道を快走して、篠山から神戸に帰り着きました。
琵琶湖から日本海を回って京都~神戸に至る反時計回りの下道ツーリング。
あー、気持ちよかった!