映画やCMで、カメラが横にゆっくり移動しながら撮影しているシーンがありますよね。
あれは、「ドリー」と呼ばれる台車に三脚とカメラをセットして、撮影場所に敷かれたレールの上を、
ゆっくり押しながらカメラを回してるんですね。
これを、素人が個人でやろうと思うと、とんでもなくお金と労力がかかるので、
最近こんな製品が発売になりました。
「スライダードリー Flo Glider」 発売元:プロ機材ドットコム
この製品を使って撮影したサンプル映像が
こちら。
この製品が素晴らしいのは、レールとなる本体を三脚に固定して、
その上にクイックシューが付いた雲台にカメラを乗せてスライドさせるというシステム。
カメラの移動距離は従来のレールドリーより限定されますが、イメージカットとしての撮影には十分でしょう。
以前、手造りで作った
「ドリー1号」(笑)は、カメラをセットした三脚を、レールに見立てた木製レールの上を
移動させるという、従来のレールドリーシステムの考え方をベースにしていたので、
ちょっとバイクに積むには大きいのと、カメラをセットした時の重心が高くて、
動きが不安定になるのがネックでした。
この「スライダードリー Flo Glider」なら、これらの問題が解決できそうだと思うのですが、
従来のレールドリーシステムに比べて、いくらコンパクト設計とは言え、
全長が120cm、重量が4.0kgと、バイクに積むには余りにも大きく、値段も約5万円ということで、
今、お悩み中の
「超広角ズーム」を諦めなければならないことになってしまいます。
この製品のコンセプトを自分なりの使い方に落とし込んでみて、
ここはやはり自作の道を歩むしかなさそうです…
ということで、「ドリー2号」の設計を始めてみようと思います。(笑)