今回のツーリングのメインスポットは、阿蘇と決めましたが、
そこに至る道程にも立ち寄りたい場所があったので、ルーティングをしてみました。
まず、ひとつは、「国東半島」。
別府から北に進路を取って、半島を海岸線に沿ってぐるっと回りました。
今夜はキャンプ。
海沿いの静かなキャンプ場にテントを張って、荷を軽くしてから、
一度見てみたかった「熊野磨崖仏」を訪ねることにしました。
山深い半島の中の細い県道を走り繋いで、
鬼が一夜で築いたと言うとっても歩きにくい自然石を積み上げた階段を登りきると、
大きな岩壁に刻まれた仏さん(大日如来と、不動明王)が目に飛び込んできました。
なんでも、平安時代に作られたということで、高さが8mもある巨大さ。
とてつもなく大きいんですが、不思議と威圧感はなく、逆に安らぎを覚える佇まいでした。
特に不動明王さんは、ちょっと半笑いぎみのユーモラスなお顔で、
娘は自分のじーちゃんに似ていると気に入っていました。
この大きな仏さんに、旅の安全を祈り、
大汗をかいたので、次は温泉。
国見温泉・あかねの郷という温泉で、国東半島のほぼ中央にある山深い温泉。
露天風呂から眺める山の風情が、旅の気分を盛り上げてくれます。
そろそろ、夕方も近くなってきたので、キャンプ場に戻って、近くの漁港で軽く釣りをして
娘と二人で夕食の準備をしていると、空は茜色に染まって、一日の終わりを演出してくれました。
今日は色々回ったので、二人とも8時過ぎには眠たくなって、テントにもぐりこみましたが
流石に九州の海岸沿いのキャンプ場は、暑かった~。