この黒粒は、鹿のフンではありません。(笑)
実は、ミモザの種なんですね。
以前うちにあったミモザの大木を切った時、必ずや復活させようと種を残しておきました。
ミモザは豆科の植物で、黄色い花が終わると、サヤエンドウのような形の実をつけます。
その中に入っているのが、この黒い種です。大きさは3~4mmといったところです。
この種を数日間、コップに入れた水の中に浸けておくと、白い根が出て来ます。
その種を水はけと通気性の良い土を入れたカップに入れて、直射日光の当たらない所に置いておくと、
スギナのような芽が出て来ます。
最初はひょろひょろな芽なので、すぐに倒れてしまいますが、上手くいけば10cm位に育ちます。
そして、十分に根を張った頃を見計らって、植木鉢に移す訳ですが、
ここで大切なことは絶対に根を包む土を崩さないこと。
ミモザは、極端に植え替えを嫌う植物なので、ちょっとでも移植の際に根を傷つけると、
すぐに枯れてしまいます。
これに気付くまでに、何回失敗したことでしょう。
そのトライ&エラーの末、足掛け5年目でようやく花芽をつけるまでに育ちました。(嬉)
ちなみに、左に写っている切り株は、親のミモザの樹です。
泣く泣く切った時に植木屋さんにお願いして1m程にカットしてもらって、オブジェとして飾っています。
まだまだ、寒い風にさらされて、黄色の蕾も固いままですが、
もう少ししたら黄色いふわふわの花を咲かせてくれます。
今日は春を思わせる暖かな一日でした。
あと少し。
あと少しで、春がやってきます。