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父娘タンデムツーリング記 2007 北海道 vol.1

2007年の夏、娘との2回目の北海道ツーリングが実現しました。

人間、勝手なもので、
寒い日は、暑い日を思い出し、
暑い日は、寒い日を懐かしむようで、
前回の灼熱の九州から、行先をまた北海道に戻しました。

今回の北海道ツーリングは、1985年のオヤジの初・北海道ツーリングの思い出探しに、
娘を付き合わせるっていう、娘には甚だ迷惑な企画なのですが(笑)、
あまりその辺りのことは詳しく話さずに、出発にこぎつけました。

目指すのは、北の最果て宗谷岬と、礼文島。
学生時代の約2カ月間の北海道ツーリングの思い出がいっぱい詰まったルートをたどりながら、
変わってしまった場所、変わらずに残っている場所を、感傷に浸りながら旅する訳です。

そんなオヤジの魂胆も知らずに、娘は初めて乗る飛行機を楽しみにしている様子。
父娘タンデムツーリング記 2007 北海道 vol.1_a0155525_2285160.jpg


そうなんです、今回は行きは時間短縮を目的に、大阪港から苫小牧港まで事前にバイクを
貨物船のコンテナで送っておいて、人間は神戸空港から新千歳空港まで、
飛行機でひとっ飛びするという、ちょっと贅沢なプラン。

出発日の1週間前に、大阪港の舞洲にある日本通運の営業所まで、バイクを運んで引き渡し。
荷物は積んだままでOKだったので、人間はヘルメットひとつで北海道入りができます。

ただ、舞洲まではバイクで走って行けるのですが、バイクを預けた後は、
最寄駅のJR桜島駅までは、タクシーで行かなければならないので、ちょっとお金が掛かります。

前回の北海道は、お盆明けに行ってかなり寒かったので、今回は8月の上旬の出発としました。
神戸空港から新千歳空港までは、1時間ちょっとのフライトで、
フェリーの20時間とは比べるまでもない楽ちんさ。

娘いわく。
「すぐ着きすぎて、あんまり旅した感じが、せーへんなー」ですと…
すんません、恐れ入りました(笑)。


北海道入りは、こんな風にあっけなく済みましたが、
新千歳空港からバイクを引き取る苫小牧港までの移動が結構大変で、
空港駅から南千歳駅まで、ひと駅電車に乗って、ここから室蘭本線に乗り換えて、
最寄駅の沼ノ端駅まで行く予定でしたが、電車が出発してしまった後のようで、
40分も待たなければならないことが分かりました。

どっちみち、沼ノ端駅から苫小牧港まではタクシーに乗らなければならないので、
南千歳駅から苫小牧港までタクシーに乗ったところ、思いのほか時間がかかり、
久しぶりに、娘はヘロヘロの車酔い。

バイクだと酔わないのにねー。

なんとか、かんとか、港に辿り着き、1週間ぶりにGSと対面。
バイクは、何台か混載でコンテナに詰め込まれているのかと思ったら、
1台だけ積まれていてちょっとビックリ。
まだまだ、このシステムを利用する人が少ないのでしょうね。

早速、コンテナから降ろしてしてもらったGSにまたがり、スターターを押すと、
ちょっとグズりながらエンジンが掛かりました。(ムムム…?)

さあ、娘をリアシートに乗せ、2年ぶりの北海道ツーリングが始まりました~!

…と、思った矢先、港から数キロ走った時点で、エンジンがストールして、
いくらスターターを押しても、セルが回りません。
どうやら、バッテリーに異常があるような感じ。

幸い、幹線道路に居たので、遠くにガソリンスタンドの看板が見えました。
フルパッキングのGSの後ろを娘に押させて、フラフラになりながらスタンドに辿り着きました。

親切なスタンドのお兄さんに、バッテリーをジャンプしてもらったら、
なんとかエンジンが掛かりましたが、一度エンジンを切ると掛からない状態で、
どうやら、バッテリーが放電している様子。
父娘タンデムツーリング記 2007 北海道 vol.1_a0155525_22175046.jpg


たった1週間の放置で、放電する筈もないのですが、原因不明のバッテリー異常は、
これからのツーリングのストレスになるので、思い切って札幌のBMW Motorradディーラーに電話して、
新品のバッテリーの在庫があることが確認できたので、札幌でバッテリー交換を行いました。


いきなり、出発早々アクシデントに見舞われましたが、札幌から仕切り直しで、
最北を目指す旅が始まりました。
by sueji99 | 2010-08-31 22:25 | Bike